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第4章|髪質改善カラーの土台をつくる「前処理」。KAMIKAI16・17によるインナーケアを美容師が徹底解説

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第4章|髪質改善カラーの土台をつくる「前処理」。KAMIKAI16・17によるインナーケアを美容師が徹底解説

ここまでの記事では、

「髪質改善カラーとは何か」

「髪はなぜダメージするのか」

「KAMIKAI01シャンプーで土台を整える理由」

について解説してきました。

ここからはいよいよ、髪質改善カラーの中でも最も重要な工程の一つである**インナーケア(前処理)**について詳しくご紹介します。

一般的なヘアカラーでは、この工程を行わずにカラー剤をそのまま塗布することも少なくありません。

もちろん、それでも髪は染まります。

しかし、私が考える髪質改善カラーは、「染まれば良い」という考え方ではありません。

カラーによる負担をできる限り抑え、未来の髪まで美しく保つこと。

そのために欠かせないのが、KAMIKAI16・17による前処理です。


前処理とは「傷んだ髪を隠す」のではなく、「髪が傷みにくい環境をつくる」こと

前処理と聞くと、

「トリートメントを付ける工程」

というイメージを持たれる方も多いと思います。

しかし実際は少し違います。

前処理とは、

薬剤が作用する前に毛髪内部の環境を整え、ダメージを受けにくい状態へ導く工程です。

カラー剤はアルカリの力でキューティクルを開き、染料を髪の内部へ届けます。

その際、どうしてもタンパク質や脂質、水分が流出しやすくなります。

だからこそ、その前に髪内部へ必要な補修成分を届け、ダメージを最小限に抑える準備を行います。

この考え方は、建物で例えるなら地震に備えて基礎を補強するようなものです。

揺れが来てから補強することはできません。

髪も同じで、ダメージを受けてから補修するだけではなく、ダメージを受ける前の設計が重要なのです。


KAMIKAI16の役割|低分子補修で毛髪内部へアプローチ

KAMIKAI16は、髪の内部まで浸透しやすい低分子の補修成分を中心に設計されています。

髪はキューティクルが閉じた状態では、大きな分子は内部へ入りにくい構造になっています。

そのため前処理では、まず分子量の小さな補修成分を届けることが重要です。

KAMIKAI16には加水分解ケラチンなどの毛髪補修成分が配合されており、カラー前の髪内部に必要なタンパク質を補う役割があります。

ケラチンは髪の約80〜90%を構成するタンパク質です。

カラーや紫外線、熱ダメージを繰り返すことで少しずつ失われていきます。

この状態でカラーを繰り返すと、内部の密度が低下し、ハリ・コシ・弾力が失われやすくなります。

だから私は、カラー剤を塗布する前に、まず髪の内部へ必要なケラチンを届けることを大切にしています。


なぜ低分子ケラチンなのか?

ケラチンにはさまざまな種類があります。

分子量が小さいもの。

分子量が大きいもの。

それぞれ役割が異なります。

低分子ケラチンは分子が小さいため、髪内部へ浸透しやすいという特徴があります。

一方で、浸透しやすい反面、流出しやすいという性質もあります。

そのため、低分子ケラチンだけでは十分ではありません。

だからこそ次の工程であるKAMIKAI17が重要になります。


KAMIKAI17の役割|補給した成分を定着させ、髪の土台をつくる

KAMIKAI17は、KAMIKAI16で補給した成分を毛髪内部へ定着させ、さらに表面環境まで整える役割を担います。

私はこの2つの工程を、「補給」と「定着」と考えています。

16だけでも補修はできます。

しかし17を組み合わせることで、髪全体のバランスが整い、カラー中の負担を受けにくい状態へ近づけることができます。

髪質改善は、一つの成分だけで完成するものではありません。

それぞれの薬剤が役割を分担しながら、一つのシステムとして機能しているのです。


CMCを意識したインナーケア

髪の内部には、CMC(細胞膜複合体)という重要な構造があります。

CMCは細胞同士をつなぎ、水分や脂質の通り道として働いています。

カラーや縮毛矯正を繰り返すことで、このCMCは少しずつ失われていきます。

すると髪は水分を保持しにくくなり、乾燥や広がり、まとまりの悪さにつながります。

KAMIKAI16・17による前処理は、こうした毛髪内部の環境を整え、その後に行うカラーやMETEO GLの働きをサポートする役割も担っています。


前処理がカラーの仕上がりを左右する理由

「カラー剤はどこのメーカーですか?」

という質問を受けることがあります。

もちろんカラー剤選びも大切です。

しかし、私はそれ以上に「カラー剤を塗る前の状態」が重要だと考えています。

同じカラー剤でも、

乾燥した髪に塗るのか。

内部が補修された髪に塗るのか。

その違いだけで、仕上がりや色持ち、手触りは大きく変わります。

だからLOVEST KYOTOでは、カラーそのものよりも、その前後の設計に時間をかけています。

それが「髪質改善カラー」という名前に込めた考え方です。


私が一人ひとり処方を変える理由

髪質は、一人として同じ方はいません。

・縮毛矯正を繰り返している方

・ブリーチ履歴がある方

・エイジングによる細毛の方

・カラーだけを続けている方

それぞれ、失われている成分もダメージの原因も異なります。

だから私は、毎回同じ前処理を行うことはありません。

髪を触り、履歴を確認し、必要な補修を見極める。

美容師の仕事は、「薬剤を塗ること」ではなく、「髪を診断すること」だと考えています。


次章では、いよいよMETEO GLについて解説します

ここまでで、髪を受け入れる準備は整いました。

次はいよいよ、髪質改善カラーの核となるMETEO GLです。

「なぜカラー剤にMETEO GLを配合するのか?」

「レブリン酸やグリオキシル系成分は髪にどのような働きをするのか?」

「なぜツヤが生まれ、自然なまとまりにつながるのか?」

この章では、単なる「ツヤが出るカラー」ではなく、毛髪科学に基づいたMETEO GLの役割を、美容師目線で詳しく解説していきます。

田邊 翔伍

田邊 翔伍

Written by:

 

髪質改善 縮毛矯正指名no.1

@lovestkyoto_shogo

 

縮毛矯正で「不自然に真っ直ぐになった」「ダメージが気になった」そんな経験はありませんか?髪質・履歴・ダメージを見極め、一人ひとりに合わせて施術を設計します。柔らかく自然で扱いやすいストレートに仕上げ乾かすだけでまとまる髪へ。縮毛矯正で失敗したくない方はぜひご相談ください。

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