第5章|METEO GLとは?カラー剤へ配合する理由を美容師が徹底解説|レブリン酸・グリオキシル酸・グリオキシロイルケラチンの役割
2026/07/24
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ここまでの記事では、
髪の構造。
カラーによるダメージ。
KAMIKAI01によるリセット。
KAMIKAI16・17によるインナーケア。
について詳しく解説してきました。
ここからはいよいよ、当店の髪質改善カラーの核となる**METEO GL(メテオGL)**についてご紹介します。
Instagramなどでは、
「ツヤがすごい。」
「髪質改善カラー。」
「手触りが変わる。」
という言葉だけが一人歩きしています。
しかし、本当に重要なのは”ツヤが出る”という結果ではなく、なぜツヤが生まれるのかという理論です。
私は髪質改善とは、「髪を一時的にコーティングすること」ではなく、髪内部と表面環境を整え、毎日扱いやすい髪へ導くことだと考えています。
METEO GLは、その考え方を支える非常に重要な存在です。
METEO GLは「トリートメント」ではありません
まず最初にお伝えしたいことがあります。
METEO GLは一般的なサロントリートメントとは考え方が異なります。
よくあるトリートメントは、
髪表面へ皮膜を形成して手触りを改善したり、
毛髪内部へ補修成分を補給することが主な目的です。
もちろんそれも非常に大切です。
しかしMETEO GLは、
カラー施術中の毛髪環境を整えながら質感を設計すること
を目的としています。
つまり、
カラーをしながら髪をできる限り美しい状態へ導くための”設計剤”なのです。
レブリン酸が毛髪環境を整える
METEO GLの代表的な成分のひとつがレブリン酸です。
レブリン酸は近年、美容業界でも注目されている有機酸の一つです。
カラー後の髪はアルカリの影響によってキューティクルが開きやすく、内部のタンパク質や水分が流出しやすい状態になります。
レブリン酸は、こうしたアルカリに傾いた毛髪環境を整えながら、髪の質感をなめらかに導く役割を担います。
また、熱を利用することで毛髪内部との親和性が高まり、自然なまとまりやツヤ感につながることも特徴です。
ここで大切なのは、「レブリン酸だけで髪が治る」ということではありません。
あくまで髪の状態を整え、補修成分が働きやすい環境をつくることが役割です。
グリオキシル酸とは?
METEO GLにはグリオキシル酸も配合されています。
グリオキシル酸は、酸熱トリートメントでも使用されることがある成分ですが、当店では使い方が少し異なります。
「酸熱トリートメント=髪が硬くなる」というイメージを持つ方もいらっしゃいますが、それは施術方法や処方による影響も大きく、一概には言えません。
METEO GLではカラー剤と組み合わせることで、髪の質感を整えながらツヤやまとまりを引き出すことを目的としています。
適切な薬剤設定と熱処理を行うことで、自然で柔らかな質感を目指します。
つまり、グリオキシル酸は「硬くする成分」ではなく、どう使うかが重要な成分なのです。
グリオキシロイルカルボシステインとは?
METEO GLの特徴を語る上で欠かせないのが、
グリオキシロイルカルボシステインです。
これはカルボシステインをベースに設計された毛髪補修成分で、髪との親和性が高いことが特徴です。
カラー施術中の毛髪に働きかけ、熱処理と組み合わせることで、まとまりやすくツヤのある質感へ導くことを目的としています。
髪を無理に変化させるのではなく、質感をコントロールするという考え方がMETEO GLの大きな魅力です。
グリオキシロイルケラチンアミノ酸とは?
さらにMETEO GLには、
グリオキシロイルケラチンアミノ酸が配合されています。
ケラチンは髪の主成分となるタンパク質です。
そのケラチン由来成分を活かしながら、毛髪との親和性を高めた補修成分がこの成分です。
カラー施術中に毛髪へアプローチし、熱処理と組み合わせることで、しなやかさやツヤ感をサポートします。
単に髪表面をコーティングするだけではなく、髪そのものの質感を整えるための設計がされています。
なぜカラー剤へ配合するのか?
「最後にトリートメントすれば良いのでは?」
そう思われるかもしれません。
しかしカラー施術中の毛髪内部では、
キューティクルが開き、
タンパク質が流出し、
水分バランスも大きく変化しています。
つまり、カラー中こそ髪が最もデリケートな状態なのです。
だから私は、カラー剤へMETEO GLを配合することで、施術中の毛髪環境にも配慮しています。
その後にKAMIKAI18 BUFFERで毛髪環境を整え、さらにKAMIKAI02・03で補修を重ねることで、一連の流れとして髪質改善カラーが完成します。
この「前・中・後」の設計こそが、LOVEST KYOTOの髪質改善カラーの特徴です。
METEO GLだけでは髪質改善は完成しない
最近では、「METEOを使っています」というだけで髪質改善カラーをうたうサロンも増えています。
もちろんMETEO GLは非常に優れた処方です。
しかし、どんなに優れた薬剤でも、それだけで髪質改善が完成するわけではありません。
髪の履歴を見極めるカウンセリング。
KAMIKAI01でのリセット。
KAMIKAI16・17による前処理。
METEO GLを配合したカラー。
KAMIKAI18 BUFFERによる残留アルカリへの配慮。
KAMIKAI02・03による補修。
そして、ご自宅でのホームケア。
このすべてがつながって初めて、「カラーを繰り返しても美しい髪」を目指すことができます。
私は、一つの薬剤に頼るのではなく、髪の状態に合わせて工程全体を設計することを大切にしています。
だからこそ、お客様一人ひとりで薬剤の選定や塗布方法、放置時間まで細かく調整しています。
髪質改善とは、特別な薬剤の名前ではありません。
髪を理解し、適切なタイミングで必要なケアを積み重ねること。
それが、私が15年以上美容師としてたどり着いた答えです。
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