第10章|毛髪科学用語集|髪質改善カラーを理解するための基礎知識
2026/07/24
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2026/07/24
髪質改善カラーについて詳しくご紹介してきましたが、記事の中には専門用語も多く登場しました。
ここでは、美容師が実際に施術で考えている毛髪科学の基本を、できるだけわかりやすく解説します。
髪の仕組みを知ることで、「なぜその施術を行うのか」がより理解しやすくなります。
キューティクルとは?
キューティクルとは、髪の一番外側を覆っている薄いウロコ状の組織です。
屋根瓦のように何枚も重なっており、髪内部を紫外線・摩擦・熱・薬剤などの刺激から守る役割があります。
健康なキューティクルは規則正しく並んでいるため、光が均一に反射し、美しいツヤが生まれます。
しかし、カラーや縮毛矯正、毎日のアイロンや紫外線などの影響でキューティクルが乱れると、髪内部の水分やタンパク質が流出しやすくなります。
その結果、パサつきや枝毛、切れ毛につながります。
髪質改善では、このキューティクルをできるだけ傷めず、美しい状態を維持することが非常に重要です。
コルテックスとは?
コルテックスは、髪の約80〜90%を占める最も重要な組織です。
ここにはケラチンタンパク質、水分、メラニン色素などが存在しています。
カラー剤はこのコルテックスまで浸透し、色素を定着させます。
縮毛矯正も、このコルテックス内の結合をコントロールすることでクセを伸ばしています。
つまり、髪質改善や縮毛矯正で最も大切になるのが、このコルテックスをいかに健康な状態で保つかということです。
メデュラとは?
メデュラ(毛髄質)は髪の中心部分です。
非常に太い髪には存在しますが、細毛や柔らかい髪には存在しないこともあります。
現在の毛髪科学では、メデュラは髪の強度や施術への影響は比較的小さいと考えられており、美容師が薬剤設計で特に重視するのはキューティクルとコルテックスです。
CMC(細胞膜複合体)とは?
CMCは、細胞同士をつなぐ「接着剤」のような役割を持つ脂質層です。
水分や栄養分の通り道でもあり、健康な髪には欠かせない存在です。
カラーや縮毛矯正を繰り返すことでCMCが失われると、水分保持力が低下し、乾燥や広がり、まとまりの悪さにつながります。
そのため、当店では前処理・後処理でCMC環境を意識したケアを取り入れています。
ケラチンとは?
ケラチンは髪の主成分となるタンパク質です。
髪の約80〜90%はケラチンで構成されており、ハリ・コシ・弾力を支える重要な存在です。
ダメージによってケラチンが流出すると、髪は柔らかくなりすぎたり、逆にゴワつきを感じたりします。
髪質改善では、ケラチンを補うだけでなく、髪内部に定着しやすい環境を整えることも重要です。
18-MEAとは?
18-MEA(18-メチルエイコサン酸)は、髪表面を覆っている天然の脂質です。
この脂質があることで、髪はなめらかな指通りとツヤを保つことができます。
しかし、カラーや縮毛矯正を繰り返すことで18-MEAは少しずつ失われます。
すると、髪同士の摩擦が増え、絡まりやすくなったり、ツヤが失われたりします。
当店では、疑似18-MEA成分を含む処方を取り入れ、髪表面のコンディションを整えています。
レブリン酸とは?
レブリン酸は、有機酸の一種です。
カラーや縮毛矯正後にアルカリ性へ傾いた毛髪環境を整え、熱処理との組み合わせによってまとまりやツヤ感をサポートする成分として注目されています。
METEO GLやKAMIKAI18にも配合されており、髪質改善カラーでは欠かせない成分の一つです。
グリオキシル酸とは?
グリオキシル酸は、酸熱トリートメントなどでも使用される成分です。
熱との組み合わせによって髪の質感を整え、自然なまとまりやツヤをサポートします。
ただし、配合量や施術方法によって仕上がりは大きく変わるため、美容師による薬剤設計が非常に重要になります。
pHとは?
pHとは、酸性・中性・アルカリ性を表す数値です。
健康な髪は弱酸性(おおよそpH4.5〜5.5)に保たれています。
一方で、ヘアカラーや縮毛矯正ではアルカリ性の薬剤を使用するため、一時的に毛髪環境が変化します。
そのため施術後は、弱酸性へ近づける後処理が重要になります。
アルカリとは?
アルカリは、カラーや縮毛矯正でキューティクルを開き、薬剤を髪内部へ浸透させるために必要な働きを持っています。
ただし、施術後もアルカリの影響が残ると、キューティクルが閉じにくくなり、水分やタンパク質が流出しやすくなります。
そのため、当店では後処理を重視しています。
過酸化水素とは?
ヘアカラーで使用されるオキシ(2剤)の主成分です。
メラニン色素を分解し、新しい染料を発色させるために必要な成分ですが、施術後に残留すると酸化ストレスの原因になることがあります。
そのため、適切な後処理が重要になります。
活性酸素とは?
活性酸素は、カラーや紫外線などさまざまな要因で発生します。
適度な活性酸素は体に必要な働きもありますが、過剰になると酸化ストレスの原因となることがあります。
当店では、施術後の毛髪環境に配慮した処理剤を使用し、髪への負担をできる限り抑えることを大切にしています。
毛髪科学を知ることが、美しい髪への近道です
髪質改善カラーは、「特別な薬剤」だけで完成するものではありません。
髪の構造を理解し、ダメージの原因を見極め、一人ひとりに合わせて薬剤や工程を設計することが何より大切です。
LOVEST KYOTOでは、毛髪科学に基づいた知識と15年以上の経験を活かし、お客様一人ひとりの髪質・履歴・ライフスタイルに合わせた施術をご提案しています。
「今だけきれい」ではなく、「5年後、10年後も美しい髪」を目指して。
京都で髪質改善カラーや縮毛矯正をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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