縮毛矯正で大切なのは「強い薬」ではなく、髪の体力に合わせた薬剤設計
2026/08/18
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2026/08/18
こんにちは。
京都・河原町 LOVEST KYOTOで、縮毛矯正・髪質改善を専門に施術している田邊翔伍です。
縮毛矯正をすると、
「真っ直ぐにはなったけど、毛先が硬い」
「以前より髪がパサつくようになった」
「自然なストレートにしたいのに、ピンとした仕上がりになる」
このようなお悩みを感じたことはありませんか?
縮毛矯正は、単純に「クセが強いから強い薬を使う」という施術ではありません。
髪質、クセの強さ、カラー履歴、既矯正部分、ダメージ、そして今の髪がどれだけ薬剤に耐えられる状態なのか。
僕は特にこの「髪の体力」を重要視しています。
年間150名以上の縮毛矯正を担当し、一人ひとりの髪の状態を見極めながら、薬剤と工程をオーダーメイドで設計しています。
今回は、実際の縮毛矯正の施術例をもとに、僕がどのように薬剤を組み立てているのかをご紹介します。
今回のお客様
今回のお客様は、ロングヘアで全体的にうねりと広がりがあり、特に中間から毛先にかけて髪のまとまりが失われている状態。
ロングヘアの場合、根元は比較的健康でも、中間〜毛先にはこれまでのカラーや日常的なアイロン、紫外線、摩擦などによる負担が蓄積しています。
そのため、根元と中間〜毛先を同じ薬剤で施術することは基本的に考えていません。
「クセを伸ばすために必要な力」と「髪に残っている体力」は、場所によって違うからです。
今回も根元と中間〜毛先で薬剤を分け、さらに処理剤を組み合わせて施術しました。
今回の薬剤設計
根元
メテオ10.5クリーム
+インクライン
+KAMIKAI H
配合比
1:20%:10%
ここで重要なのは、メテオ10.5クリームそのものを「還元剤」として考えていないことです。
メテオのクリームは、薬剤のベース・質感設計を担う部分。
実際に還元を担う成分は、組み合わせる還元剤側で設計します。
縮毛矯正では「何の薬を使ったか」だけを見るのではなく、
・pH
・アルカリ度
・還元剤の種類
・還元剤濃度
・毛髪への浸透
・放置時間
・髪の体力
これらを総合的に考える必要があります。
だからこそ、同じ薬剤でも髪質によって仕上がりが変わります。
中間〜毛先は「伸ばす」より「守る」
中間〜毛先には、
メテオ7.0クリーム
+KAMIKAI ハリコシサプリ13
を使用。
ハリコシサプリは10%添加しています。
ここで狙っているのは、単純に「髪を硬くする」ことではありません。
ダメージによって髪の内部構造が弱くなり、髪が細く感じたり、柔らかくなりすぎたり、いわゆる「テロテロ」とした質感になっている部分に対して、髪の芯を支えるような設計をしています。
KAMIKAI公式でも、13はグロスフィリン、ペリセア、ジカルボン酸塩、高分子ケラチンなどを配合し、ハリ・コシや髪の強度を補う添加剤として設計されています。カラーや縮毛矯正への添加も想定されています。(髪改(Kamikai)shop)
つまり今回の中間〜毛先では、
「もっと強い還元剤でクセを伸ばす」
のではなく、
必要以上に負担をかけず、髪の状態を整えながらストレートにする
という考え方です。
縮毛矯正前の処理
薬剤を塗布する前に、髪の状態を整えます。
使用するのがKAMIKAIのインナーケア16・17。
16はセラック、ケラチン系成分、ファイバーハンス、ペリセアなどを配合した処理剤。
17にはセラミド、活性ケラチン、ハイブリッドポリマー、アルキル尿素などが配合されています。(髪改(Kamikai)shop)
この2つを組み合わせることで、ダメージ部分の状態を整えながら、薬剤が髪の場所によって極端に効きすぎたり、逆に効きにくかったりする「反応ムラ」をコントロールすることを狙います。
縮毛矯正では、薬剤のスペックだけでなく、
「その薬剤が髪のどこに、どのように反応するのか」
まで考えることが重要です。
特にロングヘアでは、根元・中間・毛先で髪の履歴がまったく違います。
そのため、前処理も単なる「トリートメント」ではなく、薬剤施術を安定させるための工程として考えています。
1剤を流した後の中間処理
1剤の反応を見極めたら、しっかりと水洗。
その後、必要に応じて中間処理を行います。
ここでも髪の状態を確認しながら、必要な部分に必要な処理だけを行います。
縮毛矯正では、
「トリートメントをたくさん付ければダメージが減る」
という単純な話ではありません。
髪に必要なものを入れることと同じくらい、
薬剤の反応を見ながら、次の工程へ髪を適切な状態でつなぐこと
が重要です。
アイロン工程
乾燥後、髪の水分状態と質感を確認しながらアイロン操作。
ここでも「高温でしっかり伸ばす」のではなく、髪の状態に合わせて熱・テンション・スルー速度を調整します。
縮毛矯正の仕上がりは、薬剤だけで決まるものではありません。
薬剤設計
+
水洗
+
乾燥
+
アイロン操作
+
2剤処理
これらすべてがつながって、最終的な質感になります。
仕上げのKAMIKAI 18 バッファー
縮毛矯正後は、KAMIKAI 18を使用。
18はpH5.8のバッファー剤で、レブリン酸、植物由来セラミド、スーパーオキシドジスムターゼ、アミノ酸系両性界面活性剤などを配合。
KAMIKAI公式では、縮毛矯正などの薬剤施術後に使用し、pH調整、アルカリ除去、残留薬剤への対応をしながら、レブリン酸による酸熱系の質感設計を加えるアイテムとして紹介されています。5〜10倍希釈での使用が推奨されています。(髪改(Kamikai)shop)
今回のような縮毛矯正では、単純に「酸性にすれば良い」という考え方ではありません。
薬剤施術後の髪を適切な状態へ戻していくこと。
そして、その後の質感まで考えて仕上げること。
この工程まで含めて縮毛矯正だと考えています。
最後にKAMIKAI 02・03
シャンプー後はKAMIKAI 02 → 03。
02はpH3.5で、エルカラクトン、ヒアルロン酸Na、アルキル加水分解シルク、ペリセア、セラミドなどを配合したブースター。
03はpH5.2で、レブリン酸、エルカラクトン、ハイブリッドポリマー、植物由来セラミドなどを配合したトリートメントです。(髪改(Kamikai)shop)
02を間に挟んでから03を重ねることで、単純にトリートメントを1種類使うのではなく、
「補給 → 疎水化・質感調整 → 表面・内部のコンディションを整える」
という考え方で仕上げます。
縮毛矯正直後は、クセが伸びているだけではなく、髪の水分・脂質・タンパク質バランスも変化しています。
だからこそ、最後の質感づくりまで丁寧に設計します。
仕上がり
今回の仕上がりは、ただ真っ直ぐにするのではなく、
柔らかい
自然
まとまりやすい
ツヤが出る
乾かすだけで形が整いやすい
そんなストレートを目指しました。
縮毛矯正で一番大切なのは、
「どの薬剤を使ったか」
ではありません。
その髪に対して、なぜその薬剤を選び、なぜその工程を組んだのか。
ここまで考えて初めて、髪質に合わせた縮毛矯正になると考えています。
京都・河原町で縮毛矯正をお考えの方へ
僕は京都・河原町のLOVEST KYOTOで、縮毛矯正と髪質改善を専門に施術しています。
年間150名以上の縮毛矯正を担当し、髪質・クセ・カラーや縮毛矯正の履歴・ダメージだけでなく、「今の髪にどれくらいの体力が残っているのか」を見極めながら薬剤を設計しています。
縮毛矯正は、薬剤を強くすれば綺麗になるものではありません。
髪を見て、薬剤を選び、工程を組み立てる。
「真っ直ぐすぎる縮毛矯正は嫌」
「自然なストレートにしたい」
「毛先のダメージが気になる」
「過去の縮毛矯正で失敗したことがある」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
一人ひとりの髪に合わせて、これから先も綺麗な髪を維持できる縮毛矯正をご提案します。
LOVEST KYOTO
店長/髪質改善specialist
田邊 翔伍
施術実例:@lovestkyoto_shogo
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